8日の日本農業新聞が、米国中西部の農地価格が2007年に16%上昇し、約30年ぶりの高い伸びを記録したとシカゴ連銀のレポートに言及する形で紹介していました。
トウモロコシや大豆価格などの高騰で農家収入が急増し、農地価格も押し上げたとのことです。
我が国農家が肥料価格の高騰、農作物価格低迷で疲弊する姿とは対照的な米国農家の好況ぶりが背景となっています。
この様に農作物の価格が、先行して上昇してきた金(ゴールド)や原油などエネルギー系およびメタル系のコモディティ価格の後を追う様に世界的に上昇してきています。
個人的には、この上昇は「裏づけのある」しかも「今後長期にわたる」ものと考えています。
こうした状況や認識を踏まえ、先日、食料価格の上昇にリンクするタイプの投信に小額ですが投資したところです。
ですが、他のブログでの意見交換の様子や家内の意見を踏まえ以下の問題意識を持ちました。
- コモディティ投資(ここでいう投資は、指数へのパッシブ投資で生産者や企業への投資ではない)を行うことで食料価格の上昇に拍車をかけ、食料を海外に依存する自分達の首を絞めることにならないか
- これまで日本は、カネで食料を手当てしてきたが、限界がきたのではないか。カネで解決できない時代、「食料危機」がもうすぐ眼の前に来ているのではないか。
- 昨今の天候異変などの食料生産の不安定さを考慮すれば、特定の産業に特化することが効率的だとする国際分業論はもはや限界ではないか。つまり、日本に限らず、それぞれの国が気候にあった食料の生産を行い、自賄いできる(理想)様に取り組むことが世界経済の安定に資するのではないか。
普通預金から株式・投信への投資を検討していた家内が一向に動かないので聞いたところ、「実は家の近くに土地を買って家庭菜園でもしたらどうかと思って」とのコメント。将来の食料危機に備え、家庭で消費する一部でも自分で確保したい、との考えだそうです。
皆さんは、これから到来する食料危機にどう対処していきますか。座して何もしないのか、何か対策を打ちますか。少しでも食料を確保しやすいところに住む、自分で食料を生産する、カネで解決する、コモディティ投資する、食料を生産する企業の株式を買って応援する、等いろいろ考えられますね。
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