投資本

2008年7月20日 (日)

橘玲氏がいつの間にか新しい本を2冊出しています

投資本を、ただ単に投資の参考書としてでなく、「読ませる」作品として出版することで多くの読者の心をつかんでいる橘玲さんが、なんと2冊同時に発売予定であることをアマゾンで発見しました。

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2008年7月12日 (土)

乱気流を抜けたとき、世界経済はどこを飛んでいる?

2008年1月、スイスの保養地ダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会。通称ダボス会議。

その席上で、サブプライム問題で揺れるアメリカ経済について、ライス国務長官は「乱気流の中にある」と語りました。つまり、しっかりと身構えて景気後退のリスクに備えよ、ということです。

しかし、アメリカに限らず、世界経済も、いずれは乱気流から抜け出して安定飛行に入るので、そのときに、どのくらいの高度を、どの程度の速度で飛んでいるかを見極めることが大切、と説くのが講談社MOOKの『世界のお金の動きが一目でわかる本』です。

文字どおり、先進国から新興国に至るまでの各国の現状とマネーフローを図解し、我々のイメージと実際が結構異なることに驚きます。

また、「資源 エネルギー」「環境」「食品」等の重要テーマの解説も世界経済の今を鳥瞰するのにはもってこいの内容です。

なお、海外ETFや海外投信の選び方、買い方(全202本厳選銘柄リスト)についてのページもありますが、こちらはあくまでオマケと考えた方が良いと思います。

図解 世界のお金の動きが一目でわかる本 (講談社MOOK) 図解 世界のお金の動きが一目でわかる本 (講談社MOOK)
山下 知志

講談社 2008-05-27
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2008年5月 8日 (木)

『振り子の金融史観』を読んで

平山賢一氏が書いた本書を読みました。平山氏の本は、以前読んだ『リスクマネー・チェンジ』(共著。東洋経済新報社)が非常に興味深かったので、本書も期待していましたが、金融の歴史と未来の両方に関する理解が深まり、また、教養と実益の両面で役立つ良書だと思います。

投資をテーマとする本ブログでは、投資を行ううえで参考となる内容について簡単に言及しておきます。

本書の中で、今後の投資に一番役立つのが最終章「金融史から得られる資産運用10視点」です。

項目(見出し)は以下のとおり。

  1. 資産運用の歴史は、楽観と悲観を行き来する振り子の歴史
  2. インフレ率の上昇は、コモディティの上昇に始まり、やがて一般物価に波及
  3. カネ余りと投資機会の減少の背景
  4. 数百年の歴史に耐えた富裕層の資産運用の目的は、購買力の維持拡大
  5. 物価に連動して上昇した1970-80年代の金利水準も歴史的には異常
  6. 政治(政府・国際関係)は、市場のボラティリティを左右
  7. インフレ動向の局面転換期には、株価大暴落が発生しやすい
  8. インフレ率上昇期は、株価指数の実質リターンは低下し、銘柄間格差が拡大
  9. 購買力維持のために有効なコモディティ投資
  10. フラット化する世界の付加価値は、空間軸から時間軸に転換

上記の中で、「これからのリターンは、これまでの1980~90年代の高いリターン水準ほどには高くならない」「一般的にはアクティブ運用による優位性は認めがたいものの、インフレが高位で変動する時期には、むしろアクティブ運用の優位性が高まっている点を再認識すべき」「コモディティ投資は、信用通貨に対する懸念の対極に位置し、本位通貨の一つとして台頭してきている」「空間分散を進めてきた一般投資家がふと立ち止まって、足下を見ると統一された分散の効かない(順相関の)資産を保有していることに愕然とするはず」等インデックス投資にとって無視できない記述があります。

興味がある方は、一読をおすすめします。

振り子の金融史観―金融史と資産運用 振り子の金融史観―金融史と資産運用
平山 賢一

シグマベイスキャピタル 2008-03
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2008年4月19日 (土)

不動産マーケットはこうなる

私が投信を通じてJ-REITへの投資に踏み切った際に参考とした本です。

といっても、全体を読んだわけではないですが、結論を先に読んで同意できました。(最初から投資するための「理由」を探していたのかもしれませんが)

内容的には、特に不動産のプロにターゲットを絞ったものではなく、広く不動産投資に興味を持つ方を対象に、今の日本の不動産市場の概観だけでなく、今後の展望についても、信託銀行が自らの足と眼で確かめた事実に基づいて占った意欲作です。

ちなみに、本書は今東京大手町の紀伊国屋書店のビジネス書ベストセラーとなっています。

丸の内・大手町のビジネスマン・ウーマンも今の日本の不動産には関心が大きい証拠ですね。

【本書の要旨】

  • 2007年後半以降、日本の不動産は大きな調整局面入りした。
  • ここ数年の過熱的なマーケットは、短期間に売却してキャピタルゲインを求める投資(オポチュニスティック投資)中心だった。
  • サブプライムローン問題をきっかけとして、こうした運用資金に代わって先進国の年金基金や貿易黒字国の外貨準備、産油国のオイルマネーなど世界の巨額な運用資金が、日本の不動産に投資してくることが予想される。
  • このように、今後の不動産マーケットは投資に質的な変化が生じ、長期資金によって下支えされるが、「新しい投資家」はより選別的に資金を投じるため、マーケット全体が拡大することを意味しない。

不動産マーケットはこうなる 不動産マーケットはこうなる
三菱UFJ信託銀行不動産コンサルティング部

日経BP社 2008-03-06
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2008年4月13日 (日)

インデックス投資家必携 『投資インデックス・ハンドブック』

20年以上のパッシブ運用の実績を持つ住友信託銀行編による出来立てほやほやの本です。

パッシブ運用の実務を担当しているファンドマネージャーらが指数の構築方法などプロの視点を入れて解説していますが、初めて投資しようとする方でも気軽に利用できるよう解り易い表現で書かれています。

すべてのインデックスを同一の様式(2ページ)で解説しており、複数のインデックスを相互比較するのに便利です。コラムも充実しており、アマからプロまで幅広い方におススメです。

なお、カテゴリー別の収録インデックス数(合計88)は以下のとおり。

  1. 日本株    21
  2. 日本債券    8
  3. 外国株式   19
  4. 外国債券   17
  5. その他資産23(ヘッジファンド、コモディティ等)
投資インデックス・ハンドブック 投資インデックス・ハンドブック
住友信託銀行パッシブ・クオンツ運用部

金融財政事情研究会 2008-04
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2008年4月 6日 (日)

『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(橘玲) 読了

個人が「マネー」に関するリテラシー(特に海外投資)を身につけたい場合に、金融に関する知識だけでなく、プラスαの読み物の面白さも求めたいなら、正にぴったりなのが橘玲(たちばなあきら)氏の本作です。

過去の著作『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『臆病者のための株入門』などと同様、そこには“橘ワールド”ともいうべき小説の様な世界が待っています。

個人的には、実際に行ったことがない為替FXに関する部分がためになりましたが、ここでは最初の第1章に出てくる以下の「投資の基本原則」について書いておきます。

  1. 金融資産に比べて人的資本が圧倒的に大きい場合、全資産を株式に投資すべきである。
  2. 金融資産に比べて人的資本が圧倒的に大きい場合、投資にはレバレッジをかけるべきである。
  3. 金融資産に比べて人的資本が圧倒的に大きい場合、全資産を海外資産で保有すべきである。

これだけ見せられると、一見、暴論、狂気の沙汰と思われるかもしれませんが、合理的な理由が本書には書かれています(詳細は、ご自分でお読みください)。

まず「金融資産に比べて人的資本が圧倒的に大きい場合」の部分については、人によって異なりますが通常のサラリーマンであれば、多くの方が1億円以上のバーチャルな「サラリーマン債」(生涯年収の現在価値)を保有しているので「該当する」ことになります。

私の場合、全額ではないですが、ポートフォリオの過半を海外中心の株式で、しかもレバレッジをかけて投資しているので、この原則を既に相当程度実践していることになります。

終章「億万長者になるなんて簡単だ」には、トマス・スタンリーの書いた『となりの億万長者 成功を生む7つの法則』から「期待資産額」という指標が紹介されていました。

期待資産額=年齢×年収/10

いくら収入が多くても、この期待資産額を下回っていたら、貴方は貧乏人(蓄財劣等生)とのことです。この本もおススメです。

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 黄金の扉を開ける賢者の海外投資術
橘 玲

ダイヤモンド社 2008-03-07
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となりの億万長者―成功を生む7つの法則 となりの億万長者―成功を生む7つの法則
トマス・J. スタンリー ウィリアム・D. ダンコ Thomas J. Stanley

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2008年4月 5日 (土)

週刊「エコノミスト」2008年4月14日臨時増刊号は「アメリカを買う」

全体を通して「腐っても鯛」ではないが、金融危機にあるアメリカについては、危機の渦中にいない投資家にとっては、優良な資産を割安に買える千載一遇のチャンスである、等全般的にポジティブな内容となっていました。

印象的だったのが、さわかみファンドの澤上篤人さんの「長期投資には絶好のバーゲンハンティングの機会」と題した投稿記事。澤上氏がいつも日本株に関してコメントしているのと同じ調子で、米国のダイナミズムに絶大なる信頼を示しているのには目がとまりました。

「さわかみファンド」は確か投資対象が日本株限定ではなかったので、国際株式型なので、米株にも近いうちに投資を開始するかも?

毎日新聞社へのリンク

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2008年3月30日 (日)

『中国株投資の王道』 読了

バートン・マルキールがあの『ウォール街はランダム・ウォーカー』の初版を出版してから35年が経過しました。

我が家の本棚にある第5版は、日本版のタイトルが原題の『A RANDOM WALK DOWN WALL STREET』に近い『ウォール街のランダム・ウォーク』だった頃のもので、たぶん1995年に購入したものだと思います。彼は1932年生まれですので、今やすっかりお爺さんですが、本書もなかなかの良書に仕上がっています。

現在日本の書店で売られている「中国株投資本」の多くは個別株式の銘柄推奨が主な内容になっていますが、本書はそれらとは一線を画した内容となっています。

主なポイントとしては、

  1. 本書はマルキール教授を中心とする4名のチーム(うち2名は中国人)により作られており、外の目すなわちアメリカからの視点と、内の目すなわち中国の視点の両方から、バランスよく書かれている。
  2. 株式の話に入る前に、第一部では中国の歴史と文化について書かれている。
  3. 中国の株式市場と企業経営が発展途上であることを踏まえ、個別銘柄への集中投資を避け、幅広く分散投資された投資信託やETFなどのファンドの組合せで運用すべきことを強調している。
  4. 著者は『ウォール街はランダム・ウォーカー』等でいち早くインデックス運用の有効性を唱えてきたが、先進国に比べ市場の「効率性」の低い中国本土市場に関しては、「アクティブ型投信」を推奨していること。

そして、プリンストン大学教授ならではの、しっかりとした信頼感のある「分析」がやはり本書の売りでしょう。海外本は訳が悪いと読めないですが、前著同様、井手正介氏が訳しており、本書も非常に読みやすかったことを最後に付言しておきます。

中国株投資の王道 中国株投資の王道
バートン マルキール

日本経済新聞出版社 2008-03-14
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ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理 ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
バートン マルキール 井手 正介

日本経済新聞出版社 2007-05-25
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2008年3月21日 (金)

バートン・マルキールの中国株の投資本

個人投資家のバイブル的存在のひとつである『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者であるバートン・マルキールが中国株式にターゲットを絞って書いた『From Wall Street to the Great Wall: How Investors Can Profit from China's Booming Economy 』の日本語版が出ていたので、思わずアマゾンに注文しました。

ジム・ロジャーズの『A Bull in China: Investing Profitably in the World's Greatest Market 』と並んで中国への投資に関心がある方はちょっと手が伸びる本です。

なお、アマゾンは現在Amazonプライム(通常年会費¥ 3,900)の無料体験の登録手続き受付中ですので、十数万点の対象商品から1カ月間はお急ぎ便を無料で利用可能です。土曜日に本が届いたら、早速読んでみるつもりです。

A Bull in China: Investing Profitably in the World's Greatest Market A Bull in China: Investing Profitably in the World's Greatest Market
Jim Rogers

Random House Inc (T) 2007-12-04
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中国株投資の王道
中国株投資の王道 バートン マルキール

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starsジム・ロジャーズA BULL IN CHINAの翻訳本が出版されなくて困っていた人に朗報

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2008年3月10日 (月)

今週の『週刊ダイヤモンド』は買い!

最近、池田信夫blogで「定期購読する価値がない」と言われた(実際には、404 Blog Not Foundへの批判の中で引き合いに出されている)、週刊ダイヤモンドですが、私はミーハーなわかり易い記事が好きです。

この類の週刊誌は、時間をかけて読むものではないですし、気になる記事があった時にその部分だけ読む分には価値があると思います。

今回の2008年3月15日号は‘「政府系ファンド」300兆円の猛威’といつもの通り目を引くタイトルが表紙についていました。

サブプライムローンで資本を毀損した欧米金融機関に出資(救いの手ではなく、もちろん計算づくの投資)するなど、世界経済における存在感が日に日に増している政府系ファンド(SWF)が特集されています。

まだ、買ってきたばかりでざっとしか読んでないですが、主要SWFの資産配分や今後の運用方針など、見逃せない内容です。

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2008年3月 9日 (日)

相場ローテーションを読んでお金を増やそう

ここ数年、日本の個人投資家の間で急速に広がる国際分散投資。

本書は、ただ単に分散投資しただけでは不十分でアセット・アロケーションを変えないとダメ、それも事後的に行うリバランスではなく、相場の動きを先読みして「相場ローテーション」を行うこそが成功のカギだという、挑戦的な内容となっています。

著者の岡崎氏は、伊藤忠を経て野村證券投資信託委託(現・野村アセットマネジメント)等でファンドマネジャーの経歴を持つ方で、現在フィスコアセットマネジメント運用担当取締役CIO(運用最高責任者)。

ちょっと、面白そうなのでこれから読んでみます。

相場ローテーションを読んでお金を増やそう―次の株高はいつ始まる?
相場ローテーションを読んでお金を増やそう―次の株高はいつ始まる? 岡崎 良介

おすすめ平均
stars賢者は歴史に聞け!
stars相場予想をする上で必読
stars類書はない。必読すべし
stars市場間分析による2008年度予測

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2008年3月 2日 (日)

『2010中流階級消失』

新聞に載っていた『月刊現代』の宣伝に本書の著者である田中勝博氏の記事が出ていたので、10年前に出版され今も私の本棚にあった本書を手にとってみました。

田中氏は、19歳で単身渡英、シティの金融界に身を投じ、デリバティブの世界で頭角を現した人物。

日本に帰国後に株式会社フィスコを設立して以降のことは、金融経済情報に関心のある方ならモーニングサテライト等メディアでお馴染みの方も多いと思います。

10年前本書を読んだ時、その鋭い分析にちょっとした「衝撃」を受けたのを今も覚えていますが、10年後に本書の内容を見てみると著者の慧眼ぶりに改めて驚きました。著者の予言どおりになっているではないですか。

田中氏は株式投資関係の本を多く出していますが、経済全般について書かれた本書がピカイチです。古本で手に入ればぜひ一読をおススメします。ちなみに橘玲氏もご推薦している様です。

参考までに第6章「資産をつくるための10の基本」の大原則の項目のみ記しておきます。

  1. 自分にしかできない「職」を確立する
  2. 資産管理法(ALM)の哲学を学ぶ
  3. ビッグバン後の「エース級」金融商品を知る
  4. 合法的にマネーロンダリングする
  5. 暖簾ではなく「格」を見て判断する
  6. 情報を集めたら「シナリオ」をつくる
  7. リスクはネットワークで軽減する
  8. 市場の鼓動を聞く
  9. 国を捨て、円を捨てる
  10. 保険を攻撃的に再編成する
2010中流階級消失 2010中流階級消失
田中 勝博

講談社 1998-09
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2008年2月23日 (土)

『大人の投資入門』を読み終わりました

多くのインデックス投資家が読んでいる本書、発売直後に購入していましたが、ようやく読み終わりました。

内容については、他のブロガーさんがコメントされているので、ここで重ねて説明するのは止めておきます。

でも、1点だけコメントしておきます。

本書の最大の特徴は、「私的年金」(個人的な長期運用)を「公的年金」と合算で考えて、全体最適となる様にポートフォリオを組む(具体的には、公的運用が日本債券偏重型につき、個人運用は日本株5割、海外株5割の比率でパッシブ運用する)ことを推奨している点にあります。

ですが、公的年金(政府年金投資ファンド)の運用方針は固定ではないこと(実際2010年度に抜本的な見直しを予定している)、今の若い世代にとっては「年金制度」自体当てにできないこと(過度に悲観的になることは適切でないかもしれませんが、そう思っている人の方が多いと思います)等を踏まえれば、「公」の部分がどう転んでも大丈夫な様に早め、早めに準備しておくことの方が私には性に合っています。

もっとも、公的年金が完全に崩壊してもらっては困りますが・・・。

大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」
北村 慶

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2008年2月 3日 (日)

『投資信託革命』を再読しました

1998年。今から10年前、日本で「金融ビッグバン」が始まろうとしていたその時代にゴールドマン投信編にて出版された日本における投資信託のバイブル的存在の本です。

同社が販売していたバランス型投信「ダビンチ」の宣伝本だ、という一部批判はありますが、今読んでも良くできた良書だと思います。

当然もう新品では売っていないですし、古本でしか手に入らないと思いますが、金融業界で有名な山崎養世氏(当時同社の社長)がまえがきに書いた言葉(「我々は本書で実務家の視点に立脚した上で、多角的かつ総合的に、日本の投資信託の現状と未来を説明し、本書をインテリジェント・インベスターの良きガイドブックにしたい」)に違わない「ためになる本」です。

ここでは、第6章の中から各国年金のアセット・アロケーションとあわせて紹介されていた、「中・短期的な均衡リターンからみた最適組み入れ比率」(同社が国内年金向けに過去12年間のリスク・リターンの実績値を基に、リスクを10%と仮定し、ブラック・リターマンモデルから推計)を参考までにお示ししておきます。(海外株式:MSCI世界株式指数、世界債券:JPMG世界債券指数)

  • 日本債券10.9%
  • 日本株式23.5%
  • 海外ヘッジ債券21.2%
  • 海外ヘッジ株式28.8%
  • 海外ヘッジなし株式13.6%

やはり海外および株式への投資比率が高いですが、海外投資についてヘッジを一定程度行っているところに特徴がありますね。

投資信託革命―21世紀の資産運用投資信託革命―21世紀の資産運用
ゴールドマンサックス投信

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