【読書メモ】渋澤流 30年長期投資のすすめ 渋澤健
今年172冊目。おススメ度★★★☆☆
先日セミナーに参加したコモンズ投信の会長で、渋沢栄一の5代目孫という華麗なる出自をお持ちである渋澤健氏が書いた本です。
本書については、渋澤氏と同社で一緒に仕事していて、最も内容を語るに相応しい方のお一人である同社マーケティング部部長の牟田さんのブログ「No Regret Life」から引用しながら内容をご披露しておきます。
まず、コモンズ投信については、「日本の資本主義の父であった栄一の理念も引き継ぐような形で、日本に不足している長期の直接金融を提供しよう、というコンセプトを形にした」とあります。
牟田氏自身も、「短期偏重の市場では価値を出しにくいと感じて、アナリストをやめて自分の事務所を立ち上げた経緯があり、理念が一致したため、ともに創業に関わった」そうです。(行動せずにはおれなかったという感じですね)
私が好きなのは、「その資産づくり自体が、次の世を創る企業の応援を通して、自分やその次の世代に却ってくる」の部分です。(同感)
「投資リターンも将来のいい世の中も手に入れよう、そういう、ある意味欲張りな投資」であることから、上記セミナーの参加者からも、逆に何をしたいのかわからない、みたいな厳しい言葉もありましたが、“志”という文字が何だか実感として感じられなくなりつつある今の世の中にあって、貴重な存在だと思います。
こうした想いを伝えていく手段として、「対話」、具体的にはコモンズと顧客の対話はもちろん、コモンズと投資先企業の対話も大事にしていく方針とのこと。
なお、本書の価値は前半の1章と2章につきると思います(この部分の評価は★★★★)。
「渋沢栄一の考えた金融の現代版」をぜひ貴方も手に取ってください。熱いですよ!
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