国内株式市場のPBRについて
昨年トヨタの株価が今より安かった時期に、同社のPBRについて言及したことがあります。(参考:世界のTOYOTA PBR1倍割れが意味するもの)
この時は日本企業の代表選手であるトヨタでさえ、PBRが1倍割れ、すなわち株価が1株あたり純資産(BPS=解散価値)を下回る状況は、異常であり早晩こうした状況は解消されるはず、との思いでエントリーしました。
どうやら、私の予想は、一部予想外の理由も背景に、その通りとなりそうです。
まず、総悲観の状況がひとまず落ち着き、世界市場全体の株価が上昇(利益が伴っていませんので再び下落する懸念もあり)したことにより、PBRが上昇していることは、ある程度想定されたことです。
この結果、先週末の8日時点で東証1部全体のPBRは1.04倍と1倍を僅かですが上回っています。
そして、ここからは私の想定以上ですが、自動車、電機、銀行などの主力企業の業績が非常に悪く軒並み大幅な赤字のため、純資産の目減りが著しいことが挙げられます。
例えば、
トヨタの場合、純資産は3,769円(20年3月)→3,208円(21年3月)と14.9%減少。
また、総合商社トップの三菱商事で、純資産は1,751円(20年3月)→1,451円(21年3月)と17.1%減少。
さらに、東芝に至っては、20年3月末1,022,265百万円あった純資産が、前期末は447,346百万円となんと半分以下に激減しています。
各社の決算発表は、今週に6割の企業が集中(うち15日だけで800社以上)しますので、株価が横ばいでもPBRは上昇することとなります。
大幅当期赤字のメガバンクや多くの電機メーカーの発表がこれからですので、16日(土)の日経朝刊で確認できる数字は、かなり動くことが予想されます。

レバレッジ君さん
リンクの変更ありがとうございます。
お手数をかけて申し訳ありませんでした。
これからも引き続きよろしくお願いします!
投稿: ぐっち | 2009年5月20日 (水) 23時18分